放射線科とは
radiology
放射線科ではエックス線撮影、CT検査、MRI検査、骨密度検査が行えます。
胸部、腹部、骨部などの撮影には、フラットパネルと呼ばれるエックス線装置が用いられています。
検査効率が大幅に向上し、線量低減が期待できます。
当院の特徴
Characteristics of this hospital
当院では、業務の効率化のためだけでなく、患者様の負担を減らすため、最新設備を積極的に導入しております。ヘリカルCTスキャナー「Aquilion」を導入し、高水準のデータ収集が短時間に出来(数秒~30秒)、撮影時間の大幅な短縮が可能になりました。全身の断層像(輪切り)が鮮明に撮れ、3次元画像(3D)な観察により、各部疾患の的確な診断に効果を発揮します。また、最新のMRI装置「Galan3T」を導入いたしました。
2010年1月よりPACS(Picture Archiving Communication System:画像管理通信システム)を導入いたしました。この導入に伴って、患者様の貴重な画像データを確実に、かつ半永久的に管理できると共に、診療に大きく貢献できることと考えます。PACS(画像管理通信システム)とは、Picture Archiving Communication Systemの略で、各検査画像をフィルムレスで診察室や病棟に配信し運用するシステムです。今までは検査で得た画像は写真を作成して診療に提供してきましたが、このPACSは写真を作ることなく電子信号にて配信し、診察室にある高精細モニタで診察を行ないます。これにより今まで費やしていたフィルム作成の時間が短縮できますので、診察の待ち時間が縮小します。
of this hospital
MRI検査
About MRI
MRI検査について
3テスラMRIシステム「Vantage Galan 3T」を導入しております。
高画質・高機能であることはもとより、患者様の不安を和らげるための検査環境を工夫した装置で、安心して検査を受けていただくことができます。
広くて明るい検査空間
一般的なトンネル型MRIよりも10cm大きな開口経のため、体格の大きな患者様や閉所恐怖症の患者様にも安心してご使用になっていただけます。また、患者様の不安の解消のため、暗いトンネル内を明るく照らすライティング機能も備えております。
患者様にやさしい設計
体が曲がった患者様のための頭頚部に角度をつけた検査に対応していたり、腰痛持ちの患者様のために横向きでの検査が可能だったりと、患者様ファーストの設計を行っております。また、検査音低減技術とオーディオを併用した検査により、一般的なトンネル型MRIと比べ、騒音の低減も実現しております。
装置性能アップによる画質向上
MRIは磁石の強さで装置性能が決まります。従来のMRIの磁石の強さが0.3テスラだったのに対し、最新MRIの磁石の強さは3テスラと最高クラスの装置を導入しました。また、デジタル技術を用いることでノイズを減らし、更にクリアな画像を提供することができるため、従来の見えづらかった構造や病変を明瞭に観察できるようになりました。
高速撮像技術による短時間化
これまでにMRI検査は、検査時間が非常に長いことが問題でした。一般的に、MRIの検査時間を短くするためには画質を犠牲にしなければいけません。一方で、当院の最新MRIは、新しい高速撮像技術を搭載したことで、従来のMRIよりも大幅に検査時間を短縮できるようになり、患者様の負担を軽減することができます。
CT検査
About CT
CT検査について
「Aquilion Lightning-Helios I Edition-」を導入しております。
新画像再構成法「Aice」が次元を超えた画像再構成を短時間で行うことができ高画質・低被ばく撮影を実現します。
当院のCT
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足関節MPR正面
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足関節MPR
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足関節VR
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SEMAR股関節
AiCEとは?
Deep learningを用いて設計したCTの最新の画像再構成技術です。
ノイズ成分と信号成分を識別する処理を用い、空間分解能を維持したままノイズを選択的に除去することが可能です。
AiCEを用いることで、CT装置がもっている最大限の空間分解能を引き出しながら、高いノイズ低減効果を得ることができます。
低コントラスト領域においても、粒状性を維持しながら高いノイズ低減効果が得られ、低線量領域でも安定した画質向上を実現しています。
ノイズの少ない画像を撮るためには高い放射線量が必要であり、患者さんの負担が大きくなってしまいます。しかし、今回導入する最新鋭のCT装置の画像再構成技術「AiCE」では、従来では困難であった高画質と低被ばくの両立が可能となっています。
AI(人工知能)がDeep Learningを活用し学習することにより、画像のノイズ除去を効率的に行います。Deep Learningとは人間が経験を通し学習するように、AI(人工知能)が学習する機械学習法の一つです。
一般撮影装置
「RADspeedPro」2台導入しております。
テレビ撮影装置
「FLEXAVISION F3」導入しております。
長尺撮影装置
「CALNEO GL」導入
全脊椎・全下肢を1ショットでスマートに撮影できます。短時間・低線量での撮影が可能になりました。
DEXA(骨密度検査)
米国ホロジック社の骨密度測定装置Horizonを導入しています。「骨粗鬆症」の検査が簡単・安心・高精度に行えます。この装置では、無理な姿勢は必要なくリラックスして検査を受けられます。また、検査は約5分程度で終了します。結果も保存されますので、定期的に検査を行うことにより、さらに精度の高い診断が望めます。
紹介・依頼による検査の予約
大阪整形外科病院(旧 中之島いわき病院)では他医療機関の先生の紹介・依頼により以下の検査項目につき、随時予約検査を実施しています。
希望検査日・時間、撮影部位、造影剤使用有無等を調整の上実施させていただきます。
受診のご案内
- 【休診日】土曜日午後・日曜日・祝日・年末年始
- 時間外診療・救急外来(整形のみ)は24時間対応いたします。
- ※駐車台数に限りがあるため、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
- ※面会時には、病棟のナースステーションで面会の手続きを行って下さい。