麻酔科について

anesthesia

手術の多くは体にメスを入れるという医療行為を伴うため、そのままでは創傷・出血、そして痛みをはじめとするさまざまな生体反応が身体および精神に負担をかけます。これを手術侵襲といいます。このような負担から患者さまを守りつつ、必要な手術を安全かつ円滑に進行させること、それが「麻酔」です。
当麻酔科は、全身麻酔を中心に脊椎麻酔、神経ブロックを駆使して、術中および術後も有効な鎮痛対策をとっています。

麻酔の種類

Type of anesthesia

麻酔法には、全身麻酔、部分あるいは区域麻酔、そして局所浸潤麻酔など、いくつかの種類があります。

全身麻酔

文字通り身体の全部に麻酔をかける方法です。意識はなく、痛みも感じず、いつ手術が始まり、いつ終わったのか分かりません。
全身麻酔では吸入麻酔薬、静脈麻酔などの薬が用いられます。

区域麻酔(脊椎麻酔、神経ブロックなど)

  • 脊椎麻酔
    一般的には下半身麻酔として知られている方法で、一時的に下半身を麻痺させ痛みを取ります。下肢の手術に用いられます。麻酔されるのは体の一部であるため、術後の機能低下が少ない、ストレス反応が少ないなどのメリットがあります。
  • 神経ブロック
    当院では、2020年から超音波ガイド下神経ブロックを積極的に活用するようになりました。神経ブロックは局所麻酔薬を用いて手術部位の感覚を伝える神経を選択的に麻酔する方法です。局所麻酔薬に長時間作用するものを使うことにより、手術中はもちろん、手術後も長時間にわたり手術の痛みを取り除くことが可能になります。
    また、全身麻酔での副作用の発生を軽減することができ、患者様により満足していただけております。
Type of
anesthesia

当院の手術麻酔の特色

Characteristics

全身麻酔と脊椎麻酔、神経ブロックの併用

当院ではこれまでの全身麻酔単独で手術を受けていただく方法に代わり、2020年4月より脊椎麻酔や神経ブロックを併用する麻酔方法を取り入れています。これらの麻酔を併用することで痛みをしっかり抑えることが可能となり、手術中の血圧や脈拍も安定し、麻酔のために使用する薬も減らすことができます。手術後の痛みも一定の時間、しっかり抑えることができ、患者様の満足度もあがっています。
ただ、脊椎麻酔は目が覚めている状態で背中から針を刺す必要があるので、少し不安になるかもしれません。1回ですっと針が良い位置まで達すればそれほど痛くないのですが、何回か針を抜き差ししますと痛みもあります。また、以前、脊椎麻酔などでいやな思いをされた場合など、できれば脊椎麻酔を併用せずに全身麻酔単独で手術を希望される場合は遠慮せずにお伝えください。患者様のご希望にできるだけかなう麻酔をこころがけていきます。

嘔気・嘔吐

全身麻酔の副作用で手術後に嘔気・嘔吐に悩ませられる方が一定の割合でおられます。お腹の手術をしたわけでもないのに、なんでこんなに吐き気があるのだろうと不思議に思われるかもしれません。
全身麻酔はガスの薬を使う吸入麻酔と点滴から麻酔薬を投与する静脈麻酔の2種類があります。静脈麻酔のほうが嘔気・嘔吐が少ないというデーターがあり、当院では基本的には静脈麻酔を選択しています。
また、手術中から吐き気を抑える薬を使って手術後の嘔気・嘔吐を少なくするように努めています。

医師紹介

doctor referral

手術室部長兼麻酔科部長

山下 智之

卒業大学

  • ・大阪市立大学医学部

経歴紹介

  • ・麻酔科標榜医
  • ・日本麻酔科学会認定 麻酔科専門医
  • ・大阪市立大学医学部付属病院麻酔科
  • ・淀川キリスト教病院麻酔科
  • ・PL病院麻酔科
  • ・大阪労災病院麻酔科
  • ・八尾徳洲会総合病院麻酔科

麻酔科医員

小寺 智子

資格

  • ・麻酔科標榜医
  • ・日本麻酔科学会認定 麻酔科指導医

オペ実績(手術室利用件数)
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受診のご案内

診療時間タイムテーブル
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  • 【休診日】土曜日午後・日曜日・祝日・年末年始
  • 時間外診療・救急外来(整形のみ)は24時間対応いたします。
  • ※駐車台数に限りがあるため、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
  • ※面会時には、病棟のナースステーションで面会の手続きを行って下さい。