人工関節センター

病気・手術内容

病気について

変形性関節症の診断基準と治療内容
変形性関節症の診断基準
変形性関節症の診断はレントゲン撮影だけで十分可能です。

レントゲンで異常がないのに関節に痛みがある場合はレントゲンに写らない成分である靭帯や股関節唇、膝半月板の損傷の可能性を疑います。

レントゲンに写らない微細な骨の変化を捉えようとする場合はMRIで撮像して診断を行います。
変形性関節症の治療方法
 ○ 保存療法(手術をしないで治す治療方法)
  ・減量
  ・適切な運動
  ・肢位や体位など、日常生活動作に関する指導
  ・痛み止めや湿布の投薬治療
  ・ヒアルロン酸注射

 ○ 観血的治療(手術をして治す治療方法)
  ・関節鏡(※変形性関節症に対してはほとんど行われていません)
  ・各種骨切り(※若くて活動性が高く、比較的軟骨が残っている方が対象)
  ・全人工関節置換(形成)術
全人工関節置換(形成)術の適応年齢
昔に比べ、人工関節自体の耐用年数が上がってきたため、一般的には60歳以上の患者さまが手術適応だと云われています。
PAGETOP

変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)

様々な原因により、股関節の軟骨がすり減り、股関節の痛みが生じる病気です。
高齢化が進む日本において股関節の痛みに悩まされている方々は増える一方でありますが、そのうち多くの方が治療どころか正確な診断も受けることができずに、半ばあきらめていることが多いのが現状です。
股関節疾患の大半を占める変形性股関節症は、日本人においては殆どが(全体の8割前後)臼蓋形成不全という先天性の骨盤形態異常によるもので、50代や60代になって初めてその異常を知らされる方も珍しくありません。股関節痛はこのような先天異常によるものが多いため、腰痛などと違いリハビリテーションや東洋医学で痛みが取れることは少なく、手術治療に踏み切ることが多いと考えられております。手術としては人工股関節全置換術(THA)が一般的な方法ですが、人工関節には寿命があるため(年齢や性別にもよりますが10年から20年と考えられております)、寿命が来たら再置換術を受けなければなりません。若年の方には外反骨切りや、寛骨臼蓋回転骨切り(RAO)、キアリ骨切りなど各種骨切りが勧められます。
当然のことながら、痛みを我慢したからと言って命にかかわることはありません。人工股関節全置換術であったらどんなに進行してからでも行うことができるため、あわてて治療する必要はありません。しかし、その痛みを我慢し続けることにより、腰痛が生じたり反対側の膝を痛めたりしてしまうこともあります。一度ひどく痛めてしまった膝や腰は、そののち股関節のみを治療しても治ることはありません。手術以外の治療法がないとはいえ、常に熟練した専門医に診察を受けるだけでも、その後の体のことを考えると大切です。
変形性股関節症の痛みは必ずしも股関節に生じるとは限りません。放散痛と言いますが、膝や腰に痛みが来ることもよくあります。それゆえ前述の通り、腰痛や膝関節症と診断を受けてリハビリテーションや注射を受け続けている人も少なくありません。簡単な見分け方は、あぐらをかこうとした際に痛みが出るか否かです。該当する場合、股関節専門医の受診が勧められます。

変形性股関節症の症状は4つの段階で進行する。

変形性股関節症の分類

①  一次性 
 (Primary Osteoarthritis) 
 ※ 基礎疾患・関節構造の異常を有しない②二次性
 (Secondly Osteoarthritis) 
 ※ 基礎疾患・関節構造の異常を有する 

本邦における変形性股関節症の80%以上が原疾患(基礎疾患や関節構造の異常)に続発する二次性

原疾患

大部分は
 ・ 臼蓋形成不全
 ・ 股関節(亜)脱臼
 ・ 脱臼治療後の臼蓋形成不全その他の原疾患として挙げられるもの
 ・ Perthes病
 ・ 大腿骨すべり症
 ・ 大腿骨頭壊死
 ・ 骨折

変形性股関節症の症状

疼痛:疼痛の部位の多くは股関節前方
※ 時に臀部痛や関連痛として膝関節の近位に痛み

可動域制限:病気が進行すると可動域制限を伴ってくる.
※ 完全強直になることはない

歩行障害(跛行):疼痛性跛行、下肢短縮
※ Trendelenburg 跛行

日常生活動作制限:立ち上がり動作、しゃがみこみ
※ 階段昇降など

変形性股関節症の特徴的な変化

関節裂隙の狭小化
      ↓
軟骨下骨の骨硬化(象牙質化)
軟骨下骨に骨嚢胞(cyst)
      ↓
関節辺縁部での骨棘形成
      ↓
   変形が進行

臼蓋形成不全から変形性股関節症

<要因>
① 関節面の減少
② 大腿骨頭の外方化
③ 股関節の不安定性
①②③により力学的ストレスの異常をきたし、臼蓋形成不全による亜脱臼性股関節症から変形性股関節症へと移行する。

<力学的ストレスの異常>

① 関節面の減少に反比例し、
   単位面積あたりの関節軟骨への荷重が増大
② 股関節への荷重が外側端へ集中
   ⇒大腿骨頭を外上方へ亜脱臼させる力が発生

股関節臼蓋形成不全があると、関節面の減少に反比例して単位面積あたりの関節軟骨への荷重が増大する。
また股関節への荷重の分散も均等ではなく外側端へと集中するようになる。この為、大腿骨頭を亜脱臼させる力が発生する。

変形性関節症 進行分類
PAGETOP

臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)

先天的に骨盤の覆いが少ないために股関節の安定性が得られず、股関節の痛みを生じる状態です。筋力トレーニングなどで対処できることもありますが、程度によっては手術を要します。手術としては、RAO(寛骨臼回転骨切り術)、キアリ骨切り術、臼蓋形成術などを行うことになります。ただし、回復まで時間を要する術式であるため、社会的状況(仕事や家庭の状況)と照らし合わせる必要があります。

PAGETOP

変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)

変形性膝関節症とは、膝の軟骨がすり減り骨の変形が生じる病気です。大腿骨と脛骨の間にある関節軟骨が、加齢や酷使、体重過多などによって負担が掛かることにより徐々にすり減っていき、大腿骨と脛骨との関節の隙間が狭くなっていきます。さらに関節軟骨がすり減っていくと、骨同士が直接接触し易くなり、炎症を起こしたり、骨の位置がずれたりします。進行すると激しい膝の痛みが生じるとともに、膝関節の変形がみられます。

初期の症状

・立ち上がった時や歩き始めた時に膝に痛みが生じます。
・歩くと膝が痛み、正座や階段の昇り降りが困難になります。
・さらに症状が進行すると、O脚やX脚といった変形が目立ち、膝が伸びず歩行も困難になります。

PAGETOP

手術について

  • 初診の方へ
  • 救急案内
  • 人工関節センター
  • 肩関節専門治療について

受診のご案内

診察受付時間 午前:9時~12時半
午後:16時~19時
休診日 土曜日午後
日曜・祝日・年末年始

時間外診療・救急外来
(整形のみ)は、24時間対応 

交通のご案内

〒553-0003
大阪市福島区福島3-2-9

【電車】
京阪中之島線中之島駅より徒歩3分
JR東西線新福島駅より徒歩8分

【お車】
阪神高速神戸線中之島西ICより
土佐堀橋北詰交差点を北へ

【バス】
大阪市営バス 大阪駅前 鶴町4丁目
[55]方面
平成30年2月13日(火曜日)~平成32年1月31日(金曜日)(予定)までの期間中、堂島大橋の改良工事に伴う車道通行止めにより、最寄りバス停[堂島大橋北詰]は、停車いたしません。
この期間中は、[堂島大橋]でご乗降いただきますようお願い申し上げます。
バス停より徒歩5分

PAGETOP